「将来の夢から逆算して勉強」←大体無理
- 2021年11月13日
- 読了時間: 9分
更新日:2022年1月24日

こんにちは。
大学受験専門の個別学習塾ライブラ|京橋校の高石です。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動をサポートする様々な情報を発信しています。
本日のテーマ
将来の夢から逆算して勉強するなんて無理?!
→原因と対処法について考える
INDEX
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◆ はじめに
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◆ 「逆算」してもやる気が出ない理由
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◆ なりたい職業なんて変わるのが普通あ
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◆ 「勉強の真の目的」とは
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◆ まとめ
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はじめに
突然ですが、皆さんの周囲の大人が以下のような質問やアドバイスを投げかけてきたことはありませんか?
「将来、何かなりたい職業や夢はありますか?」
「もしないのであれば、まずそれをキチッと決めて、目標から逆算して勉強していきましょう!」
「それこそがあなたにとって本当に必要な勉強ですから、これまでと違ってやる気も出るはずです!」
...いかがですか?
皆さんの両親、学校や塾の先生、たまに顔を合わせる親戚のおっちゃんなど、実に多くに人が口にするこれらの"ありがたいお言葉"。
いかにも正論で、一見非の打ちどころのない提案です。
しかし、実際のところどうでしょう?
皆さんのやる気は改善されましたか?
毎日受験勉強する習慣はつきましたか?
...結果はみなさんがご存知のとおり。
どんなに内容が美しくても、響かないアドバイスに価値はありません。
先に断っておきますが、私は「アドバイスした大人たち」のことも「アドバイスに従わなかった皆さん」のことも責めるつもりは一切ありません。
なんなら僕自身、塾の先生になってから"似たようなアドバイス"を何百・何千と繰り返してきて、今に至っています。
それに学生当時、自身の両親や学校の先生から賜った"有り難いお言葉"をことごとく無視してきた"罪"だって背負ってますし (笑)
今回は、そんな皆さんが勉強の真の目的を見つめ、勉強を始めるきっかけになることをテーマとした記事です。
"逆算" してもやる気が出ない理由
結論から書きます。
自分の気持ちが将来変わるかもしれないことを、皆さんがきちんとわかっているから。
これが全てです。
あとで変わるかもしれない目標物に対して、私たちの多くは「しんどい思いをしてまで追いかけようとは思わない」のですね。
たとえば、ある学生のA君がふとした拍子に「弁護士ってかっこいいな〜」という思いを抱いたとしましょう。
きっかけは親戚の弁護士のおじさんの存在でも法廷で「異議あり!」と叫んで見たいからでもドラマの松潤まじでかっけーでも、なんでも構いません。
ちなみに弁護士になるには、大学は「法学部」に進学し、卒業後は「法科大学院(ロースクール)」に通って、最難関資格の一つである「司法試験」をパスする流れが一般的です。
もしA君が、ここで「自分には弁護士になる以外の選択肢はない!」と強く決断したならば、当面はいずれかの大学の法学部合格に向けて、受験勉強に精を出すことでしょう。
しかし実際のところ、多くの場合「そうはならない」はずです。
「弁護士かぁ、かっこいいなぁ。」
「でも勉強がめちゃくちゃ大変なんだよなぁ。」
「頑張ったとしても必ずなれるとは限らないし。」
「それに弁護士になってからの仕事も大変そうだよなぁ。」
「仕事で長い文章もたくさん書くらしいけど、作文苦手だし。」
「世の中にはまだまだ自分の知らない仕事があるだろうし...」
「とりあえず"候補に入れる"くらいにしておくかぁ。」
...いかがでしょう?
A君の心情に共感できたという方も少なくないと思います。
あえて"都合の良い"ように表現するなら、ここでは「将来の自分の職業(可能性)にあえて制限をかけたくない」という心理が働いています。
弁護士の夢を真剣に追うことが「今の自分自身にとって合理的な選択肢かどうか」のふるいにかけているわけです。
もちろん、周囲の大人からすれば「良いからまずは勉強してみなさいよ!!」となるわけですが、そこは現代のクソ忙しい高校生の皆さんですから。何事もコスパ重視です。
手に入るかどうか分からない希少価値の高いモノより、レアではないけれど手に入る可能性が非常に高いモノに惹かれるのは、リスク管理の観点から言えば至極当然のことです。
それに加えて「途中で止める・諦めるのは嫌だ」という心理も働きます。
特に医師や弁護士といった長期的な努力や、ある程度の資質を求められる職業を目指すとなるとどうしても「途中で軌道修正を余儀なくされる場合」を想定する必要があります。
もちろん周囲からすれば「これまでの努力が無駄になるわけじゃないんだからまずは頑張ってみたら良いんじゃない?」などと捉えられがちですし、まぁ実際そうなのですが、その理屈が通るなら「志望校が決まるまではとりあえず全員東大目指せば良いんじゃない?」という極論に通ずる面もあり、なかなか難しい問題です。
もちろん、自分の夢に向かって勉強と努力を重ねている学生は素晴らしいと思いますし、心から応援します。
ですが現状そうではない方であっても、「私は頑張れないタイプだ」とか「受験に向いてない」とか、決して自分を過小評価しないでほしいと思います。
「将来の目標から逆算して勉強しなきゃいけない理由」なんてありません。
"なりたい職業" は変わるのが普通
僕自身の話を少し紹介します。
皆さんは、小学生の頃に「将来何になりたい」と思っていたか、覚えていますか?
僕は「獣医師」になりたいと思っていました。
理由は実家で大型犬を飼っていたのと、当時放送していたテレビドラマを見て、獣医師がとても魅力的な仕事に感じられたからです。
さて、そんな僕が当時「一番なりたくない・ならないだろう」と思っていた職業は、なんと学校の先生でした。今の仕事内容と超ニアミス。
ちなみに理由は勉強が嫌いだったから。安直ですよね。
さてさて、そんな少年時代を過ごしましたが、高校生のころは「何になりたかったか」というと、「新聞やテレビ番組を制作する人」でした。
その後マスメディアや心理学を中心に勉強・研究する学部を目指し、無事大学合格して在学中も専門的に勉強してきたわけですが、最終的な職業は"ご覧のとおり"です。
人生は思ったよりも数奇なモノで、何がきっかけに目標が変わるかわかりません。
僕にとっての転機は、高3の冬から2ヶ月だけ”お邪魔”した予備校での経験でした。
高2ではありませんよ。"高3の冬"です。やばいヤツです。
高校卒業後、当時の予備校長から講師にならないかと打診されて、それから3年間ほどそこでアルバイト講師として過ごすことになります。
予備校での経験を通じて、どうやら僕が作りたいと思ってたものは「一人でも多くの人に面白いと思ってもらえる情報コンテンツ」であって、それがテレビとか新聞である必要性はあんまりないことに気付きました。
その当時、大学4年生の春ごろ。
そこからの就職活動は非常にスムーズでした。
夏ごろには関西の大手学習塾から内定をいただき、大学卒業後はそこで修行の日々を経て...現在に至るわけです。
もちろん、医療関係や士業などの「特定の学部を卒業しないと取れない資格・なれない職業」も少なくありません。
ですが、この記事をここまで読んでいる皆さんの将来の夢は「そうではない」でしょう?
将来の選択肢は本来無数にあって、そのどれを選択するとしてもイコール「残りの全ての選択肢を捨てる」ことになります。
早いうちから何らかの夢を追いかけて、そこに至る学習計画に多くのリソースを注ぎ込むことは、相当の覚悟と情熱がなければ難しいことです。
「捨てる」ということは、実は何かを追いかけ続けることよりもずっと強い決断力が求められます。
ですから、もし大学進学までに「将来やりたいこと」がなくても安心してください。
僕自身がそうであったように、就活の直前に「自分のやりたいモノに出会う」ことだって全然あります。
なりたい職業や就きたい仕事なんて、多くの場合「変わるのが普通」です。
「勉強の真の目的」とは何か
壮大なテーマですが、僕自身の考え方を紹介します。
大学受験をはじめとした数々の勉強の目的とは、皆さんが将来「ホントにやりたいことに出会った時、それを実現できるパワーを備えておくこと」です。
「パワー」とは、単純な学力や学歴に留まりません。
それはたとえば「計画力・実行力・粘り強さ・やり遂げる力・自己肯定感・成功体験のイメージ・幅広い人脈...」など多岐に渡ります。
大学受験の勉強が一朝一夕で済まないことは、皆さん自身よくご存知かと思います。
この苦境を乗り越えた先で、志望校合格と同じか、あるいはそれ以上の価値がある「パワー」を身につけることが、真の勉強の目的であると考えています。
皆さんが将来「ホントに叶えたいと、心から思えるような目標」に出会った時、おそらく何かしらの壁に直面することになります。
それは難関資格の取得だったり、語学を含む高度なコミュニケーションスキルだったり、プログラミング技術だったり、特定の業界に通ずる人脈だったりします。
そのいずれも、長期的かつ計画的な勉強と努力の実践なしには手に入らないモノばかりです。
あなたが将来何になりたいかは、実はそこまで重要ではありません。
何より大切なことは、あなたがなりたいと思ったその夢を実現させる「パワー」を磨き上げる手段として、受験勉強を徹底的に利用することです。
そのためには、まず将来の夢を定めるよりも「どの学力レベルの大学合格に照準を合わせて勉強するか決める」ことが重要です。
高い学力水準の大学への合格を目指すということはそれだけ、将来の自分の夢が大きくても実現させるだけの「パワー」が養われることになります。
大学受験は「賢い生徒が合格する」のではありません。
「計画と努力をやり遂げた生徒が合格する」のです。
やる気やモチベーションは、勉強をし始めてようやく生まれるものです。"湧いて出てくる"のを待っていてはダメ。
まずは、これまで何となくモヤモヤしていた「高校卒業後の自分の姿」を想定して、どの大学に通っている自分がカッコいいと思えるか想像してみましょう。
もちろん、一校に限定する必要もありません。複数校が候補に出てきたなら、その中で最も高い学力水準が求められる大学に現役合格する"ロードマップ"を作成しましょう。
自力での調査・作成が難しければ、進路指導の先生や近所の学習塾・予備校などに相談するのがオススメです。
私たちの塾では問合せいただいた全ての受験生に無料で志望校別のカリキュラムを作成していますので、興味のある方はぜひお声かけください。
(ブログ上部のヘッダから直接アクセスできます)
皆さんが高校を卒業する瞬間に「ベストな高校生活が過ごせたー!」と胸を張って言えることを心から願っています。
まとめ
いかがでしたか?
大学受験は、その大部分が己との戦いです。
受験本番で勝利を収めた暁には、きっと皆さんが今まで感じたことのない、言葉にできない体験やカタルシスが得られるはずです。
皆さんが理想の進路を掴めるよう、ウェブ越しに応援しています。
ちなみに
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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