こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。
本日のテーマ
「受験勉強」を成功させるための考え方について
記事作成者
大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
前書き
突然ですが、皆さんは「勉強が好き」ですか?
筆者自身、学生時代も含めると15年以上にわたって「塾講師」として仕事してきましたが、だからといって別に学校の勉強が好きというわけではありません。
自身の学生時代を振り返っても、お恥ずかしながら"本腰"を入れて勉強した期間の方が、そうでない期間よりもはるかに短かったと記憶しています。正確には高3の春ごろから10ヶ月ほどでしょうか。
ですが、あの時もしも自分の中で「受験勉強」の定義づけを間違っていたら、きっと第一志望の大学には合格できなかったでしょうし、今この仕事も選んでいません。
「受験勉強」と「勉強」とでは、根本的な考え方が異なります。
本記事を通じて、皆さんの「受験勉強」がよりスマートに達成されることを心から期待しています。
どうぞ最後までお付き合いください。
「勉強」は本来趣味でやるもの
勉強とは常に、あくまで自分自身の自由意志に基づいて実行されるものです。
「そうはいっても、学校の授業や宿題、それにテスト勉強だってあるじゃないか!」というご指摘もあるかと思います。
もちろんその通りですが、ここではあえてそれらを「勉強と定義しません」。
それらはむしろ皆さんが現在置かれている社会生活や人間関係において"当面困らないようにする"ための「作業」とみなします。
上記の「作業」をサボると、もちろんいきなり命の危機に瀕したりしませんが、毎日の生活が少しずつ息苦しくなる可能性があります。
具体的には、両親からの皆さんに対する評価や期待値が徐々に下がり、次第に自由な時間や行動が制限されたり、学校をはじめとした周囲の友人関係等においてコミュニケーションがとり辛くなる...といった状況が想定されます。
上記の学校課題とは、こういったトラブルから皆さん自身を守るための「自己防衛としての作業」を続けていると言い換えられそうです。
先にも述べたとおり、本来の勉強とはあくまで純粋に知的好奇心を満たすだけの行いであり、いつ始めても、そしていつ止めても自由なものです。
ところで皆さんの周囲に、「もっと勉強しなよ〜?勉強って楽しいよ〜?」などと到底理解も共感もできない言い分を主張する大人はいませんか?
しかし実際は、彼らの頭の中にある「勉強」のイメージこそ、いま私が語っている「勉強像そのもの」なのです。
彼らからすれば、難解な高校数学なんてものは「いつ始めてもよくて、いつ止めてもいい」のですから、面白そうで、興味深そうに見えるのは当然なのです。
逆に皆さんは「多くの大人たちが日々苦心している仕事」に対して、少なからず興味を持っているはずです。
「私たちはいくら勉強してもお金はもらえないけど、アルバイトで仕事すればお金がもらえる!めっちゃいいじゃん!」くらいの感覚でしょうが、それは裏を返せば「いつ始めても・いつ止めても大丈夫」だからそう感じるのです。
周囲の大人が「勉強は楽しいよ〜」などと語るのと、本質的には同じことなのですね。
ここまで「勉強」というものの定義づけについて、何となくイメージを共有できたでしょうか?
「受験勉強」を成功させるために
何よりも重要なことは、「受験勉強と勉強との違い」をはっきり認識することです。
受験勉強の急所は「ノルマと期日」の存在です。
具体的には、皆さんの志望校に応じたノルマを"知識および技術"として身につけて、特定の期日(入試当日)にきちんと納品できる状態にしておくことです。
ここで、勘のいい方ならお気づきかと思いますが、上記はまさに「仕事」と同じ性質を語っていますよね。
なぜ「いい大学に通う学生ほど、就職活動で優遇されるのか?」というよくある疑問は、まさにこの点につながります。
達成難度の高い「受験勉強=仕事」がクリアできたということは、将来社会人になったときに求められる重要なスキルの一端をすでに身につけているということです。
つまり、受験勉強における「諸技術および知識の計画的な習得」とは、これからの人生において極めて汎用性の高い実務スキルなのです。
だからこそ、皆さんには一刻も早く「正しい受験勉強」を始めてほしいと考えます。
皆さんにとって、大学受験の成否とは当然、「第一志望校の合格通知が届いたかどうか」で定義されますが、それはあくまで受験の成否(結果論)であって、受験勉強の成否とは切り離して考えるべきです。
「受験勉強のノルマ達成」の定義は、ズバリ「第一志望校の初見の過去問演習で合格ボーダーを超えること」です。
これを達成するためのあらゆる計画立案と実行、そして絶え間ない軌道修正こそが、真の意味での「受験勉強」なのです。
ここからは余談ですが、筆者自身が塾講師をしていて本当に楽しいと感じるのは、まさにこの部分に接している瞬間なのです。
目の前にいる生徒が、志望校合格のために一生懸命取り組んでいるあらゆる勉強活動の「正しいフォームが崩れていないか」チェックすること。
学習単元の優先順位や定着効率を検討して、次に取るべき"最善の一手"を皆さんと一緒に切り拓いていくことが、仕事として何よりもやりがいを感じるのですね。
皆さんも一度、現在取り組んでいる日々の勉強が正しく「受験勉強」として機能しているかどうか、改めて検討してみてください。
もし皆さんが学校の勉強が嫌いだとしたら、今は「本当の意味での勉強」はしなくてもオッケーです。
とはいえ「作業」の方は、まぁ当面困らない程度にはしておいた方がいいでしょう。
ですが「受験勉強」は違います。
「受験勉強」はまさに仕事であり、ノルマと期日が明確に設定されています。
もし「仕事の中身がよくわからない(何をすればいいかわからない)」のだとしたら、決して放置してはいけません。周囲の大人に聞いたら分かりますが、仕事というのは放置すればするほど気が重くなって、ますますやりたくなくなるものですから。
学校の先生やご両親、あるいは私でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
この世の中に生きている人の大部分は、どちらかというと"うっすら皆さんの味方"です。
最初の一歩を踏み出すのに多少勇気は要るかもしれませんが、是非ともうまく活用してくださいね。
▶︎ 第一志望に現役合格したいが、何からすればいいか分からない
▶︎ 大学に進みたいと思ってはいるが、なかなか目標が定まらない
▶︎ 部活やアルバイトで忙しいので、なるべく勉強効率を高めたい
上記のような悩みをお持ちの方は、お気軽に当塾までお声掛けください。当ブログの中の人が、皆さんの日々の勉強の最適化をお手伝いします。
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