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【家だと勉強できない】真の原因について解説

  • 執筆者の写真: 高石 司(ライブラ代表)
    高石 司(ライブラ代表)
  • 2019年10月28日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年1月25日


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こんにちは。


当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。





記事作成者



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大学受験専門の個別指導塾

ライブラ京橋校担当|高石 司

関西大学(社会学部メディア専攻)卒


関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。

塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。



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"家で勉強できない" って人、結構いますよね?



下の兄弟姉妹がいて気が散るとか、


自室がなくて集中できないとか、

何となく気が進まないとか、



それぞれ色んな理由を抱えていると思います。




しかしそれらの理由は、実際はすべて "後付け" です



なぜなら、同じ環境でも勉強をしてる人はいるからです。




「いや、そんなこと分かってるし!!」


「お前、うちの家見たことあんのか!!」




と、一部の方から石を投げられそうですが、少し待ってください。手に持った石を下ろしてください。



もちろん、皆さんの意見を "ただの言い訳だ" と主張したいのではありません。




家で勉強できない"本当の理由"が、別にあるのです。




大学で専門的に学ぶ学問分野に「社会学」 (※学校の社会とは無関係です) という領域があるのですが、そのなかに "役割理論" という研究分野があります。



この "役割" とは、みなさんが普段イメージするものと少し意味が異なります。




簡単に説明すると、各人は、周囲(環境)が期待したように振る舞う性質があるという理論です。



たとえば、学校では "生徒" として周囲から期待される役割を遂行し、


自宅の中なら "家族" として、


友達と一緒なら "グループの一員" として、


病院なら "患者(または医師や看護師)" として、



それぞれ期待される役割を遂行する、というものです。



確かに、私たちはそれぞれの社会集団の中で様々な "役割" を使い分けて生活しています。



また同時に、私たちはそれぞれの集団において独自の"キャラ"を作り、使い分けています。



実は、これが厄介なのです。



特に中学生や高校生の時期は、この"キャラ"が社会集団間で混在することを嫌う傾向が強まります



学校では物静かな性格の友人の家に遊びに行った時、その友人がお母さんに「勝手に部屋に入ってくんなよ!」などと強気の発言を繰り出している光景は、何となく想像できるのではないでしょうか。



この場合、 "家の中の自分""学校の自分" の役割に付随する独自のキャラにギャップがあるため、混ざってほしくないと感じているのです。



ちなみに年齢を重ねるにつれて、この傾向は次第に弱まっていくようです。いわゆる「黒歴史化する」というやつですが。



さて、察しのいい方ならすでにお気づきかもしれませんが、家で勉強できない原因もココにあります



家で勉強できない人にとって、自宅で過ごす "家族" としての役割の中に勉強するという行為が含まれていないのです



家で勉強するという行為が、今の自分(或いは周囲)にとって非日常なイベントなのです。



逆に、家で勉強できる人にとっては "役割の一部"ですから、兄弟姉妹がいようが自室がなかろうが、何の抵抗感もなく机に向かうことができるというわけです。




「家族に勉強してる姿を見られるのが、何となくこそばがゆい気がする。」


「あんた珍しく勉強してるやないの〜とか言われるとイラっとする。」


「勉強しているのが何だか家族にアピールしてるようで集中できない。」



少しでも思い当たるとしたら、間違いなくコイツ(社会的役割)が原因です。



家で勉強できないのは、あなたが不真面目だからではありません。



あなたにとって、家で勉強するのは "役割" から外れた行為だからです



さて、ここまでくれば手品のタネがわかったも同然


心のモヤモヤの正体も判明したので、あとは簡単ですね。



「家で勉強をする習慣を意識的につければ勝ち」です。



...


えっ、簡単に言うなって?



ご安心ください。


勉強を"し始める"ためのテクニックは、前回のブログでお話ししました。



あとは毎日の学習内容をアプリに入力する習慣をつければ、そのうち放っていても成績が上がります。



手っ取り早く勉強を習慣化するには "誰かに見られている" 状況を作るのが一番ですので、近所の学習塾を探してみるのも一つの手です。



ダイエットを確実に成功させたいなら、近所のフィットネスクラブに入会して専属トレーナーをつけるのが鉄板コースであるのと同様です。





最近ブログや自身のツイッターで何度も書いてる内容で恐縮なのですが、もう一度だけ。



あなたが「勉強できない」のは "結果" であって "原因" ではありません。



「私は頭が悪い、だから勉強できない」ではなく、


「正しい勉強の仕方を知らないし習慣も付いてないから、結果的に頭が悪くなる」



ということです。



【 自分が勉強できない原因を突き止めて、一緒に克服すること 】



それが学習塾に通う唯一かつ最大の目的です。



授業を受けに行くのが塾の存在理由ではありません



今回のブログが、少しでも日々の勉強に役立てば幸いです。



今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

 
 
 

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