【受験生必見→】今すぐに勉強を始める画期的な方法
- 高石 司(ライブラ代表)

- 2019年10月17日
- 読了時間: 9分
更新日:2022年1月25日

こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。
記事作成者

大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部メディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
もう10月半ばですね。
夜になると、肌寒さすら感じる気候になりました。
受験生はもちろんのこと、そうでなくとも日々の体調管理を徹底したいものです。
高校生の皆さんにおきましては、いかがお過ごしでしょうか。
2学期に入ってから、
文化祭も終わって一息ついたかと思いきや、
体育祭や中間テストが慌ただしく過ぎていき、
高3生の一部は指定校推薦で進路が決まりつつ、
公募推薦入試を控えた生徒が必死で単語やら公式やらを詰め込んでいる。
そんなカオスな教室が少なくないのではないでしょうか?(実体験)
さて、ブログ表題について。
勉強って大抵、"やり始める"のが一番しんどいじゃないですか。
逆に、始めてさえしまえば割とすんなり続けられるものですよね。
今回のテーマ内容が本当だとすると、正直すごくないですか?!
みなさんの受験勉強ライフがごっそり変わるかも!!
キーワードは"感情"です。
どうか、今回も最後までお付き合いください。
最近、以下のようなコメントをツイッター等でちらほら見かけます。
「勉強時間は日によってまちまちだなぁ」
「 やる気があるときは何時間でもやれるんやけど〜」
「自習室ではやれるけど、家では全然できない...」
それ、俺のツイートやないか!!!
と心当たりのある方、ご安心ください。
めちゃくちゃ多くの生徒が同様のツイートをしてます。
確かに受験日が近づくにつれて、危機感と焦燥感がじわじわと芽を出し、ほとんどの人が誰から言われずとも机に向かうようになるものです。
もちろん勉強するのは受験生にとっていいことです。否定はしません。
ですが、冷静に考えてみてください。
あなたが「そろそろ本格的に勉強しなきゃ!」と感じたその頃、他の受験生も同じように「本格的に勉強する」ようになるのです。
すると、どんなことが起きるか?
現状の"学力差"が埋まらなくなるのです。
あなた自身の危機感や焦燥感による勉強のモチベーションアップを待ってからでは、すでに開ききった学力差を詰めることは極めて困難となります。
いわゆる「今からではちょっと間に合わない...」ってやつです。
さて、この状況を打破するには以下の2点いずれかの要素を満たす必要があります。
1. 他の受験生よりも高い学習効率で勉強して学力を叩き伸ばす
2. すでに志望校の合格ラインを超える学力を身につけている
正直なところ、1のパターンを期待している人は少なくないのではないでしょうか。
「俺だってやればできる"はず"だ。今はまだ合格ラインに到達していないが、入試本番までにはきっと追いつける"はず"だ。」と。
"はず"で乗り切れるほど、大学受験は甘くないです。
言ってしまえば、勉強は誰だって"やればできる"のです。
時期が来ればみんな"やる"のですから、もしあなただけが驚異的な成績アップを果たすと思っているのなら大間違いです。
私は、生徒や保護者との進路面談時に
「模試の偏差値はいわば"瞬間最大風速"みたいなもので、上振れも下振れもしますから、それほど気にしなくていいです。大事なのは志望校過去問水準の演習まで余裕を持って到達できるかどうかです。」
と話します。
他の受験生の学力を気にかけるほど、無駄な時間はないと考えているからです。
しかし、いつか湧いて出てくる(であろう)焦りや不安で自身の勉強の帳尻を合わせようと考えている生徒には、少しキツめのお話をします。
「あなたが勉強すべきは "今" "ここ" しかない」と。
ちなみに2のケースはほとんどの場合、ランクを下げた結果の妥協型受験になります。
そもそも、現時点での第一志望校が「余裕を持って合格できる大学」という状況が極めて稀なので、同系列の学部が設置されている別大学に流れてしまうのです。
勉強する理由が必要なら、10でも20でも並べて差し上げます!
あなたの夢を本気で叶えたいなら、今、勉強を始めるしかないのです!
......とは言っても。
やっぱり勉強ってなかなかできないんですよね!
分かります!分かりますよ。
しんどいですよね。腰が重〜いですよね。
自分のことのはずなのに、どうしてこんなにやる気が出ないのか不思議ですよね。
そんなわけで(長過ぎる前振り)、今回は行動経済学の観点からあなたの勉強に対する心理的ハードルをググっと下げるアプローチを紹介します。
突然ですが、皆さんはダイエットしたことありますか?
ちなみに、私はあります。
学生の頃に買った細身のスーツが、いつの間にか着られなくなった時です。
あの時は本当に焦りました。
2〜3ヶ月ほどカロリーコントロールと運動量の調整を行い、事なきを得ましたが。
そんな私は、しばしば勉強をダイエットにたとえて説明するのです。
ここで一つ、みなさんに質問です。
次のうち、ダイエットが上手くいく可能性が高いと考えられるのはどちらでしょう?
学生A「特に好きな人とか居ないけど、できれば来年の夏ごろまでには痩せたい」
学生B「クラスメイトの一人が気になってて、来月の夏服切替までに痩せたい」
恐らく、多くの人は瞬時にBだと答えるはずです。
むしろ学生Aがダイエットする未来が見えないとさえ感じるほどです。
それはどうしてでしょう?
言うまでもなく、学生Aのダイエットは"目的"と"達成期日"がはっきりしているからです。
しかし、もう一つ大事な要素があります。
行動に"感情が伴っているかどうか"です。
たとえどんなに目標や目的がはっきりしていても、それだけでは人は動きません。
面倒くさいからです。
たとえすべきであっても、しなくても何とかなるなら、人は"しない"選択を取るです。
学生Aがダイエットに成功しやすいのは、ダイエットと感情が連動しているからです。
他の例を考えてみましょう。
みなさんは、スマホアプリでゲームをしたことはありますか?
世の中は面白いゲームで溢れていますから、スマホに複数のゲームアプリを入れてる人も少なくないでしょう。
ところで多くのゲームアプリは、プレーヤーのアクセスの頻度を増やすために「ログインボーナス」を導入しています。
ログイン、すなわちアプリを毎日1クリックするだけでとても貴重なアイテムが貰えるという素敵なシステムです。職場や学校にも導入してほしいですよね。
ですが、インストールされている複数のゲームアプリの中から、毎日ログインボーナスを受け取るゲームはせいぜい2〜3つ程度ではないでしょうか。
全てのゲームアプリでログインボーナスを受け取った方が絶対にお得なのに、感情の動かない行為には1クリックすら面倒くさいと感じてしまうのです。
ちなみに私のiPhoneには過去にプレイしていたものも含め、ゲームアプリが8個入っていますが、現在もログインボーナスを受け取っているのは2つのみです(やっとるんかい)。
感情が伴わない行為は、すべて面倒に感じてしまうのです。
さて、テーマを勉強に戻します。
ここまで、人の行為の引き金は"感情"だと説明しました。
確かに厄介な相手ですが、これを利用しない手はありません。
つまり、勉強のし始めに"感情"を上手くコントロールすることで、やる気スイッチをONにするのです。
ちなみに。
"第一志望校に合格する" "将来の夢を叶える" "お金持ちになる"
このような壮大な目的や目標は、勉強行動の引き金にはなりません。
なぜなら、上記の勉強の成果はずっと先の将来で得られるものだからです。
報酬が将来になればなるほど、我々の感情のスイッチは働かなくなります。
行動経済学の用語で双曲割引と呼ばれています。
それでは、勉強を魅力的な対象にするにはどうすればいいのでしょう。
ここで、行動経済学の"代替報酬"を利用しましょう。
代替報酬とは、将来得られる報酬とは異なる"手軽な報酬"を用意することで、行動を制御しようと試みるものです。
今回の場合、勉強をし始める前に何かあなただけの"儀式"を行うとよいです。
極力、自分にとって好ましいことを選びましょう。たとえば...
「顔を洗う」とか、
「目薬をさす」とか、
「チョコレートを一口食べる」とか、
「好きなアーティストの曲を聴く」とかもいいですね。
そして、儀式の合間かそのすぐ後に、スマホの設定を機内モードにしたら、準備万端です。
さぁ!机に向かって、勉強を始めましょう!
......
いやいやいや、そんな簡単にはいかへんやろ!!!
と思われるかもしれませんが、これが驚くほど効果を発揮します。
いきなり勉強(不快要素)を始めようとするから、腰が重いのです。
先に好ましいこと(快要素)から始めれば、そのままスムーズに勉強に移れます。
ある一流のアスリートの1日は、ルーティーンで始まるそうです。
あなただけのルーティーンを作って、入試当日までに最高の勉強習慣を形成してください。
人の行為を決定づけるのは、ほとんど感情だと言っても過言ではありません。
断じて、大仰な目的や目標、理性ではありません。
そもそも、人の行為が理性で決定づけられるとしたら、みなさんはこんなに苦労していないはずですからね...笑
最近は「努力するのも才能の一部」などという意見も聞きますが、私は多くの場合において誤った認識だと考えています。
努力とは、言い換えれば「結果や成果の伴う行動習慣」のことです。
そして、行動習慣の多くは感情(と環境)をコントロールすることで形成できます。
そもそも、今までの人生の中で何かに熱中した経験はいくらでもあったはずです。
大好きだった漫画やアニメのキャラやストーリーはどんどん覚えられたでしょうし、友達とswitchで一日中スマブラしたり、部活動にだって毎日参加したはずです。
どれもこれも、興味のない人からみれば立派な"努力"なのです。
あなたがこれらを努力と感じていないのは、いずれの行為にも"好ましい感情"が伴っていたからです。
感情とうまく向き合えば、今までは考えられなかった自分と出会うこともできます。
「勉強したいとは思うけど、なかなか続かない」
「志望校はあるけど、何をしたらいいか分からない」
「そもそも勉強したくないけど、いつかしなきゃな〜とは思ってる」
そんな方には、ライブラが非常〜っに役に立つと思います。
無料学習相談も受け付けておりますので、ぜひお問い合わせください。
ちょうど、新規入塾生の応援キャンペーンもやってますし!(ダイマ)
勉強は、ダイエットと同じです。うまく習慣化すれば必ず結果が出ます。
みなさんの学力を劇的に大改造できる日を、京橋の地で心待ちにしております。
今回も最後までお読みくださり、誠にありがとうございました!


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