こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を発信しております。
本日のテーマ
どうして今まで勉強してこなかったのか...
→「真の原因」と対処法について解説!
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記事作成者
大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部マスメディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。その後エリアマネージャーを経て2019年に独立、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させることで「楽して学力を上げる学習塾」として活動し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
前書き
4月、新学期です。
そろそろ新高3生の多くが、第一志望校や希望学部の候補について意識しはじめているのではないでしょうか。
しかし同時に...
学力(偏差値)が圧倒的に足りない...!!!
そんな苦しい現実に直面していませんか?
「志望校偏差値の合格ボーダーに対して大きな"開き"がある...」
「定期テスト前しか勉強してなくて高1内容なんてほぼ覚えてない...」
「なんなら高3の夏まで部活は続ける予定だし...」
さらにその結果...
「どうして今まで真面目に勉強してこなかったんだろう...」
「やっぱり勉強に向いてないのかな...志望校変えようか...」
こういったネガティブ思考に陥っている高校生、いませんか?
本記事では、皆さんの「これまでの習慣」と「これからの習慣」を理想どおりのものに作り変えていくための思考術を紹介します。
「いやいや、過去の習慣を作り変えるなんて絶対無理でしょ?」と冷静に思い至った方も、そうでない方も、最後までお付き合いください。
① 勉強してこなかった"真の原因"
結論から言えば、皆さんが勉強してこなかった日々の生活習慣の大半は「あなた個人の性格や資質のせいではありません」。
もちろん「勉強する暇がないほど毎日が超忙しかったんです!」という人なんてほとんどいないであろうことは承知しています。
多くの人は、毎日2〜3時間くらいはYouTube見たりインスタ更新したり友達とLINEしたりTwitterしたりソシャゲしたり......それなりにダラダラ過ごした時間があったはずです。
それでもなお「あなた個人のせいではない」と断言できる理由は実にシンプル。
「あなたの周囲の親しい人が習慣的に勉強していなかった、という環境的要素」が圧倒的に大きいと考えられるからです。
「環境の磁場」の強さについて
現在の皆さんの生活習慣の大半は、ご自身が自覚している以上に周囲の環境によって維持・形成されています。
毎週読んでいる「あの漫画」も、ずっと推している「あのアイドル」も、長らく愛用している「スマホの機種」も。
もちろん全てとは言いませんが、多くの物事や生活習慣が、周囲の人間関係や"流行り廃り"によって推移してきたことに気づくはずです。
つまり皆さんが、何かの拍子に「ちょっと勉強してみようかな...」と思い立つ機会があったとしても、周囲の環境がそれと逆行するようなモノであれば、千載一遇のチャンスであった勉強のやる気はたちまち失われてしまうのです。
特に最近のソーシャルゲームやSNSメディアを開くと、自身と生活習慣や価値観の近しいメッセージやコミュニケーションで溢れかえっています。
「これだけたくさん自分と同じような人がコンテンツを楽しんでるんだから、別に大したことないよね」とお手軽な肯定感を得られるわけです。
もちろん、逆のパターンも考えられます。
「毎日勉強するのなんて別に普通のことだよね!」といった家族・友人等の環境があれば、むしろ勉強しないことに対する意思判断(エネルギー)が必要となります。
ここで重要なのは、多くの人は「自身で考えて判断する事」に対して、非常に多くの精神的負担を感じる、という心理傾向があることです。
最初からやることが決まっている方が、ストレスを感じずに済むというわけですね。
つまり上記の環境であれば、周囲の環境と逆行してでも、自分のやりたいことを強く願い、毅然と周囲に立ち向かわない限り「むしろ普通に毎日勉強してる方がラクだなぁ」という結論が勝ることになります。
もちろん上記の心理傾向は、たとえば両親が毎日家で本を読む時間があるとか、多くの友人が放課後に自習室で勉強しているとか、他者の行動習慣が実際に観測できることを前提とします。
「いいから勉強しなさい!」と毎週末ダラダラ過ごしているお父さんに言われても、平日はめちゃくちゃ仕事を頑張っている姿なんて子供は全く知らないので、結果として勉強習慣に結びつかないのですね。
そして、これは言うまでもないことですが、原因はどうあれ勉強しなかった全ての責任を負うのは他でもない皆さん自身なのです。
場合によっては、第一志望校にも行けず、なりたかった職業にもなれない(かもしれない)といった将来的なリスクを伴います。
だからこそ、皆さんには一刻も早く「負のスパイラルを再生産し続ける環境」から抜け出してほしいと願っています。
② 解決方法の実践について
ここからは、今後皆さんが「望ましい行動習慣を身につける方法」について紹介します。
まずすべきことは「過去の自分の行動や習慣は、一旦全て受け入れる」ことです。
失敗した定期考査も、悲惨だった模試成績も、やらかしちゃった黒歴史も、丸ごと全て「あれはあれでしゃーない!」と考えましょう。
すでに変えられない過去の事実を悔やんでも、その感情は無闇にあなたを傷つけるだけですし、事態も一向に好転しません。
「あの時点での自分の行動判断は、そりゃ今振り返ればベストではなかったけど、きちんと訳があってああなったんだよね〜...」
これくらいカジュアルに向き合ってOKです。
そうすることでようやく、これから変えられる可能性のある「今・ココ」以降の自分の行動に全集中できるようになります。
そのためには、やはり【環境と習慣】を変えることが重要です。
先ほど指摘したとおり、周囲の環境を変えなければ、皆さんの燃えるような決意もたちまち消えてしまうのは明白です。
この記事を読んで、少しでも勉強のモチベーションに火がつきそうな人がいたとしても、その心に宿った炎は今の環境のままであればものの数分〜数時間で鎮火してしまうかもしれないのです。
【感情】は、熱しやすく冷めやすい。
【習慣】は、熱しにくく冷めにくい。
大体こんな感じで覚えておくと、この先の人生できっと役に立ちます。
「習慣化すべき事柄」を書き出す
まず、勉強を正しく習慣化させるためには何を習慣化させる必要があるのかを具体的に書き出してみることが重要です。
たとえば、あなたが第一志望校の入試に関する情報をいくつか集めて調べてみた結果、「相当マニアックなレベルの入試英単語の習得」が必須だと判明したとします。
そうなると、「志望校水準の受験英単語帳を選定し、一冊きっちり丁寧に覚え込んでおく」ことが、毎日の受験勉強の重要事項の一つとして明確にリスト化されるわけです。
こんな具合で、自分にとって入試本番までに身についていないと困るスキルとそのスキルを身につけるための具体的な勉強計画を整理していきます。
まずは「3ヶ月」やり切ってみる
様々な行動を習慣化させるにはおよそ100日(≒3ヶ月)程度の期間が必要であるという研究結果があるそうです。
毎晩寝る前に「今日は歯を磨くかどうか迷うな〜」という人はほとんどいないと思いますが、こんな小さなことでも一旦迷い始めるとちょっとヤバいです。
同様に、毎日の勉強習慣も「今日もやるかどうか迷うレベル」から脱却するのに、およそ3ヶ月程度かかるというわけです。
自分自身の変化を信じて、まずは今日から1日ずつ「やり切って」みてください。
勉強に取り掛かる際は「さて今日は何をしようかな〜」ではなく、自分にとって必要だと確信できた内容の勉強計画を、粛々と続けていくのです。
先ほども示したとおり、「感情の力」はすぐに消えてしまいます。
この記事を読み終えて、あなたのモチベーションの炎が燃え続けている間に、これからの自分にとって必要な「具体的な学習リスト」を作成しましょう。
より強い覚悟で臨むなら、お手製の学習リストと習慣化したい勉強プランを、周囲の友人や両親と共有するのもオススメです。もちろん私(塾ブログの中の人)に聞いてもらっても全然OKです。
3ヶ月あれば、人は変われます。
まとめ
大学入試の受験勉強とは、まさに「超長期戦」です。
これは、今までの定期テスト対策等と比べて自身の日々の行動に対する「成功or失敗」の結果が判明するのがとても遠いという特徴があります。
定期テスト勉強であれば「今日一日サボったら確実にヤバいことになる(=失敗)」のが実感しやすいのですが、受験勉強の場合は「単日のサボりの長期的な影響が可視化されにくい」のですね。
だからこそ、なかなか気持ちのスイッチが入らないという学生も少なくありません。
しかし、今回の記事を通して、皆さんは気づいたはずです。
「もしかして、このままやる気のスイッチが入るのを待ってたら"手遅れ"になるんじゃないか...??」
と。
まさにその通りで、ただスイッチが点くのを待っているだけでは、割と高い確率で"手遅れ"になってしまうでしょう。
だからこそ、皆さんには「環境を変える」ことで「毎日意義のある受験勉強を積み重ねる」理想的な習慣を身につけてほしいと思います。
「思い通りに成績が伸びると、勉強は楽しくなる。」
当塾の指導ポリシーです。
▶︎ 第一志望に現役合格したいが、何からすればいいか分からない
▶︎ 大学に進みたいと思ってはいるが、なかなか目標が定まらない
▶︎ 部活やアルバイトで忙しいので、なるべく勉強効率を高めたい
上記のような悩みをお持ちの方は、お気軽に当塾・ライブラ京橋校までお声掛けください。当ブログの中の人が、皆さんの日々の勉強の最適化をお手伝いします。
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